《MUMEI》

まだ来たばかりで知らない土地を散策していた時、見知らぬ少年少女達に捕まった

「お兄さん何処から来たの??」

「綺麗な髪!」

「Wow…」

自分の容姿が珍しいのか、次々に質問してくる子供達。

生憎日本語はあまり得意じゃない為、最低限の返事しか出来ない。

「アメリカから来たんだ。よろしく」

「へぇーー!!!!」

キラキラした瞳で見られても何も出てこないぞ…

「(こういう時に秀一が居てくれれば…)」

助けを求めたいが、知り合いが居ないためその道は閉ざされた。

と、諦めかけた時_

「おや、皆さんどうされたんですか?」

落ち着いた声色で子供達に話しかけたのは、落ち着いた雰囲気を漂わせた大学生らしき人だった

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