《MUMEI》

「私が入ってきていいよって合図出したら来てね!」

大広間に入る前に主様に言われた

今は他の刀剣達に説明しているのか中から何やら騒がしい声が聞こえてくる

少し不安になるも背中を摩ってくれる優しい手に安心する

そして不意に三日月が襖に近付いたと思ったら大広間の襖を開いた

「ちょっ!!三日月!?まだ合図出してないよね!?」

「はっはっはっそうだったか?」

まったく…

「お前様、主様を困らせてはいけませぬ」

その凛とした優しい声に皆が向く

その視線に気づいた水無月は久しい顔に初めて見る顔ぶれに頬を緩ませる

「驚かせて申し訳ありません。私の名は水無月宗近。三日月宗近とは夫婦刀と呼ばれております。どうぞ、よろしくお願い致します」

ふわりと微笑む姿に見惚れる者も居れば、懐かしいその姿に歓喜する者も居る

「さぁさぁ、水無月も三日月も座って!!今夜は水無月の歓迎会!今夜は無礼講といこうじゃないか!」

「「「おぉー!」」」

その声と共に水無月の元へ来る姿に水無月はまた頬を緩ませた

宴はまだ始まったばかり

今夜は無礼講

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