《MUMEI》 「……風間さん、私がその二つ名を嫌っているのを承知の上で言ったんですか?」 「嫌っているのか?すまない、知らなかった」 今は敵同士だというのにちゃんと謝ってくれるあたり、風間さんはしっかりした人だ。 「奏」 「分かってる」 迅と合わせてばっと飛びのくと、目の前を旋空によって拡張された弧月の刃が掠めた。 「太刀川、間違っても霧宮を斬るなよ。三輪に恨まれるぞ」 「おお、危ない危ない」 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |