《MUMEI》
平行線の毎日は突然崩壊する
ふぁーあ。
・・・もう朝か。

時刻は午前4時半、早朝である。

進藤裕也は眠そうな目をこすりながらベッドから出る。
素早く制服に着替えて部屋を出る。
洗面所で顔を洗って寝癖を直し、できるだけ静かに家を出る。

もうすぐ夏も終わりかー、なんて歩きながら考える。
少し冷たい風が肌に心地いい。

学校に着けばグランドでは運動部が活動している。
まあそんなもの俺には関係なくて、
誰とも目を合わさないように3階の教室へ向かう。

特に何の意味もないが、早朝に学校へ行くのがマイブームになっている。
・・・誰に話してるんだ俺そろそろ末期か(((

そんなこんなで教室に着き、みんなが登校して来て授業が始まる。

そして学校が終わる。
成績はいいので、授業は聞いてなくても問題ない。

これが俺の1日、俺の日常。

これでよかった。

このままでよかった。

変わってしまった、俺の日常。

あの青い目の少女との出会いが

俺の世界を変えた。

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