《MUMEI》

「じゃあさ、」

スプーンをカチャリ、とおいて、傍らのナプキンで口を拭う友人。きらきらした瞳が俺をじぃっと見据えていた。

「ちゅーして。別に付き合わなくていいから」

何言ってるのこの子!?

固まる俺、意に介せず目を閉じる友人。え、何で?俺がするの?何でコイツ彼女サイドなの?ってか、ちゅー?するの?こいつは同性で、体毛は薄いけど、まつげも長いけど、うわうわうわうわ

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