《MUMEI》
動きだした時間
   〜歩視点〜


麗羅チャンから出た言葉は


俺の期待したものと違って


少しガックリしたけど



麗羅チャンの口から


"親友"って言葉が出たことが


嬉しくてたまらなかった。


会ったばかりの時は


笑いかけるなんて


絶対しなかったのに・・・


麗羅チャンは、過去のせいで


心の時間が


止まっていたのかもしれない。


俺たちに話したことで


麗羅チャン自身が変わろうとしたことで


また麗羅チャンの時間は


動き始めたんだ。



だって麗羅チャンは


こんなに優しく笑えるんだから。



麗羅チャンの笑顔を見ると


しみじみ思う。


諦めなくて良かった。


麗羅チャンに出会えて


恋することが出来て


俺は、幸せ者だ♪


だから今は、親友でいいんだ。


今は、一緒に笑っていられれば


幸せだから・・・。


まぁ、彼氏の座は


誰にも渡さないけど♪

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