《MUMEI》

桜が舞い、校門に掲げられた入学式の文字

周りには新入生と思われるまだ初々しい姿の男女の群れ

慣れた手つきで校舎に入れば昔からの顔馴染みが居る

「お、光坊。おはよう」

「おはよう鶴さん。伽羅ちゃんも、おはよう」

「……はよ…」

「なんだ光坊…今日は随分生き生きしてるな」

「なんだか今日はいい日になりそうな予感がするんだ!」

「へぇ;どんな予感なんだ?」

「それはn『ねぇ見て、あの子すっごい綺麗!!』?」

周りの女の子が窓の外を見て顔を赤くしているのを見て僕達も窓際に移動する

そこには

「こりゃ驚いた…」

ずっと探してた

「っ!!」

君が居た

_春ちゃん

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