《MUMEI》

「起きろっ!夜蝶!」

「うぅーん…あと5分…」

「怠慢は許さん!」

ぶつくさ文句言いながら着替えさせる国重をぼーっと眺める

「ほら、歯磨いてこい」

「ん…」

歯を磨いてリビングに行くと国重は弁当を包んでいた

「弁当ここに入れておくからな」

「ありがと」

「そろそろ行くか」

肩を並べて学校までの道を歩く

「あ、長谷部くん」

「光忠か。おはよう」

「おはよ…と、春風くん」

「僕の名前…」

「あぁ、昨日学校中で噂されてたからね」

「へぇ…おはようございます」

噂されてるのか僕…

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