《MUMEI》
番外編 オメガバース レオン 4
ノアの発情期も終わり、数ヶ月後、無事に子供が産まれた

名前はリアム

元気に育っている

……のは良いのだが、

「ママーっ!!ボク大きくなったらママと結婚する!!」

「そうか。それは楽しみだな」

微笑みながら抱き上げるとリアムはノアに抱きつき俺を見るなりニヤリと顔を歪める

このガキっ

「なんだリアム、パパにも抱っこして欲しいのか?」

「はぁ!?巫山戯るのは顔だけにしてよねーパパ」

「そうかそうか、お前もその巫山戯た顔に似てるぜ」

「そんな事ないもんっ!!ねぇママ?ボクはママ似だよね??」

「んー…どちらかと言えばパパだな」

ガーンという効果音が付きそうなほど落ち込むリアムを見てノアはクスリと笑った

「リアムはパパに似たから将来はハンサムになるんだろうね」

「!!」

「おいおい、遠回しに俺がハンサムって言ってるようなもんだぜ、ノア?」

そう言ってノアの腰に腕を回すレオンを見てノアは少し顔を赤くする

「…そう言ってるんだ、バカ…」

「Wow...」

なんて破壊力

今すぐベッドに言って抱きたい

そんな考えをリアムが遮る

「じゃあ、パパよりハンサムになったらママはボクと結婚してくれる?」

「ふふっそれもいいかもな」

「ノアー?」

「やったぁあ!!」

その数年後、リアムは青年になり、ノアに求婚するのはまた別の話

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