《MUMEI》

次に死ぬのは自分かもしれないというだけでここまで敏感になるのは異常なのかもしれないが、死んだ後にあの時しっかり聞いておけばよかったなんて嘆いても仕方がないのである。

とりあえず真奈と携帯の番号を交換しあって別れた。

何かあったら連絡してと言われたが何かあった時には俺は死んでいるんじゃないのかなんて言葉を飲み込みながら俺は帰宅した。

−−結局自分の命は自分で守るしかない。

そう結論づけた。

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