《MUMEI》
メイク室
私も含めた合格者は10名。

半月後に、写真スタジオを借りきった撮影が行われた。

女性のスタイリストを紹介され、さっそく彼女は全員ブラジャーを外しておくようにと指示した。

出番の遅い娘はノーブラでシャツやブラウスを着たが、
2番の私を含む最初の3人は名前を呼ばれ、半裸でメイク室に入った。

一方、スタジオでは着衣の女性ADを使ったカメラテストが進行していた。

メイク室には女性スタッフしかいなかった。
私たちは、そこでショーツまで脱ぐように指示された。

だまされた!?
全裸になるなんて聞いてない……。

そうではなかった。

撮影用の下着に替えろということだった。

しかし、渡されたショーツは明らかに極小サイズだった。

しかたなく、すべてを脱いでショーツを身に着けた。
お尻が完全には隠れないショーツだった。
穿いてないほうがマシ……。

顔だけでなく上半身の素肌にもメイクされ、髪も整えられた。

そして、恥ずかしいショーツ一枚の裸体でスタジオに戻された。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫