《MUMEI》 心の中に芽生えた気持ち〜麗羅視点〜 辺りは、すっかり真っ暗になっていた。 伝えたいことも伝えたし。 『歩、今日は本当に ありがとう・・・。 また明日・・・ね。』 歩は、少し驚き 満面の笑顔で 「うん♪麗羅チャン、また明日ね♪」 っと私の背を押し出した。 私は、手を振り家に戻る。 家の前まで歩き振り向くと まだ歩は、 私を見送っていた。 歩を見ると少し切なくなった。 私は、ドアノブを回し 家へ入っていった。 さっき、歩 私のこと"麗羅チャン"って呼んだ。 私は、また"麗羅"って呼ばれることを 心のどこかで期待していた・・・。 村上に"麗羅"って呼ばれるのは 嫌だったのに。 どうして・・・? 歩が、親友になったから? 私は、まだ自分の中に芽生えた気持ちに 気がついていなかった。 前へ |次へ |
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