《MUMEI》
パンツ一枚
最後に、最新鋭のMRIの紹介。
乳房専用のその機械は、被験者はうつぶせで、乳房をコイルという[二つのくぼみ]に入れる。だから上半身は裸になる必要がある。

分かりやすくするために、四つんばいの姿勢からカメラがスタートするのはいいとして、検査着の前を開いた正当スタイルの他に、
もっと分かりやすくと、パンツ一枚のバージョンも撮影された。

テレビ映えするかもしれないが、プライベートなショーツだからいやだなぁと困惑の表情のまま、四つんばいからうつぶせになる動作を撮った。


後日のオンエアでは、やはりパンツ一枚バージョンは使われなかった。誤解を招くからだろう。

無駄に裸にされて損したという気もしたが、
検査着で乳房を覗かせる正当なシーンでもエッチさは相当なものだった。

それでも、真面目な番組だということはよくわかった。
──────────

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫