《MUMEI》
治療
さらにミナコは、私のブラのヒモをほどいた。

傷口が見えにくかったのか、広範囲に薬を塗るためだったのかはわからないが、背中は完全に露出させられた。

そして、ブラは体の下から引き出されて取り除かれた。
ミナコに言わせると、薬で汚れそうだし、他に刺されたところがないか確認するのに邪魔だから、取り除いたそうだ。

そう言われると従うしかないが、
他の海水浴客の視線のあるなかで半裸になったのは恥ずかしかった。

ビキニの上下揃いのときなら、男性客に見られても平気だし、
肌を焼きたいならブラのヒモを外すくらいするけど、

パンツ一枚の今の姿は恥ずかしすぎた。
うつぶせとはいえ。


前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫