《MUMEI》 合格してね▼ 慣れって怖いわ。 少年の絵がみるみる正確になっていく。 タイツなしの露出した脚も、ほどよくくびれた腰も、魅力的に描かれていく。 ああ、乳房とお尻も見たい。 「〇〇さん、裸になって!」 とんでもないことを叫んだ私だった。 ▽ 少女は応えてくれた。 レオタードとインナーを脱いで、少女はコットンショーツ一枚の姿をさらした。 美しかった。 想像以上だった。 でも、お尻をショーツなしで見たかったな。 少年も夢中でコンテを走らせていた。 少女に羞じらいはなく、それどころか笑顔を絶やすこともなかった。 ▼ ▼ 三回目の契約日。 全裸でモデルをつとめる私を横目で見ながら、 少年は余裕でコンテを走らせた。 契約は今回で終わり。もう合格間違いないだろう。 念のため(?)、週一ぐらいで彼女がショーツ着用でモデルになってくれるらしい。 ──合格したら、ショーツを取り去るという。 ぜひ合格してほしい。 彼女の裸を描いてほしい。 あのお尻を私が見たいから。 ────────── 前へ |
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