《MUMEI》
合格してね

慣れって怖いわ。

少年の絵がみるみる正確になっていく。

タイツなしの露出した脚も、ほどよくくびれた腰も、魅力的に描かれていく。

ああ、乳房とお尻も見たい。

「〇〇さん、裸になって!」

とんでもないことを叫んだ私だった。

少女は応えてくれた。

レオタードとインナーを脱いで、少女はコットンショーツ一枚の姿をさらした。

美しかった。
想像以上だった。

でも、お尻をショーツなしで見たかったな。

少年も夢中でコンテを走らせていた。

少女に羞じらいはなく、それどころか笑顔を絶やすこともなかった。


三回目の契約日。

全裸でモデルをつとめる私を横目で見ながら、
少年は余裕でコンテを走らせた。

契約は今回で終わり。もう合格間違いないだろう。

念のため(?)、週一ぐらいで彼女がショーツ着用でモデルになってくれるらしい。
──合格したら、ショーツを取り去るという。

ぜひ合格してほしい。
彼女の裸を描いてほしい。
あのお尻を私が見たいから。
──────────

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