《MUMEI》 依頼▼ 真面目に授業は終わった。 着衣に戻ったミナコがあまりにも平然としているから、かえって話に尾ヒレはつかなかった。 中学のラッキースケベといえば、たまの制服パンチラ事故か、テニス部の公開見せパンぐらいで、 クラスメイトの半裸は次元が違いすぎたのだろう。 スクリーンで裸身を披露したことが女優の黒歴史とはならないのと同じく、 芸術に深い理解のある女生徒の情熱の発露としてポジティブに受け入れられたようだった。 ▼ ▼ そのミナコが昼休みに私の席まで来て、モデルになってほしいと言ってきた。 芸術家志望から頼まれて悪い気はしなかったが、 この同級生がヌードに抵抗がないことがわかった以上、確認しないわけにはいかなかった。 ──脱ぐの? 同級生の答えは、 ──パンツは穿いてていいよ、だった。 ▽ 前へ |次へ |
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