《MUMEI》
――携帯を見ると、既に裕斗からメールがきていた。
―――――――――
今晩は(^-^)
まだお仕事中ですか?。
俺は仕事が終わって今電車の中です。
今からちょっと寄るところがあるので家に帰ったらまたメールしますね(^-^)
寝る前に少しだけ声が聞きたいです・・
―――――――――
よく見たらだいぶ前にメールは受信されていた。
「はあ、何か悪いことしたなあ…いやー、もう可愛い過ぎるって」
とっくに仕事なんか終わってたのに、佐伯が急に呑みに誘ってきたもんだから、
メールするって俺から言ったのに、つい後回しにしてしまった。
俺は他のメールをチェックした後、ついまた裕斗からのメールを開いてしまう…。
佐伯はふっと横から覗いてきながら
「はー、秀幸の声ねえ…俺なら悪い夢見そうで絶対聴きたくないけどなあ…、」
俺はすっと立ち上がり
「うるせーよ!誰が寝る前のお前に電話すっか!俺だって寝る前にお前なんかの声なんぞ聴きたくねーや!
…もう、ちょっと電話してくる!」
メール何かまどろっこしい。
――今すぐ声が聞きてえ…
「はー、恋してんなあ、ま、ごゆっくり」
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