《MUMEI》

5時間目は家庭科で調理実習、今日は最後の授業すべて終わり片付けの真っ最中

桜「ねぇ、早く皿もっていってくれない?」

陽菜「こっちにも早くもっていってよ。遅いわね!」

彩音「は、、、はい! 」

よりによって桜とその取り巻きの陽菜(アキナ)と同じ班になってしまた

あれもこれも用を私に突きつけるうちに慌ててしまい
ー「パリン!」

皿を落としてしまった。

桜「ちょっと危ないじゃない!あんたに怪我させられたら最悪だわ!」
彩音「ごめんなさい」

先生「彩音さんなにをしているですか早く先生のところにも早く持ってきなさい!もう世話がやける子ね、早くどいてちょうだい」

彩音「はい、、、すいませんでした、、、」

先生「本当に手間がかかっちゃう」

小言を嫌みったらしく言うと

また、いつものように他の生徒達はくすくす笑い始めた
だからといって私は泣かない

泣いたらそこで終わりだから。

近くに居た桜と陽菜がジロジロ見てくるから睨み付けた
桜「わ〜こわぁぁい!やぱっぱりアンタも怖い子なんだね〜」

隆史「確かに、この学校から早く出ていけよ(笑)皆のためにも」

陽菜「違うよ(笑)転入先が見つからないからいるってママがいってた(笑)」

桜「そうなの?じゃあここいさせてあげるね、条件付で(笑)」

これ以上私はなにも言えなかった


ーキンコーンカーコン

結局は、時間内に片付けを終わらせることができなかった

桜「残りもの片付け頼んでもいいかな〜もちろん、嫌とは言わせないから〜
私たちアンタと違って部活で忙しいからよろしくね」

可愛子ぶってものすごい笑顔で行ってしまった

どうやら私は、あの人の使用人になったらしい、、、

それがここに居れる条件

彩音「はぁー疲れた、、、」

ため息をついて、その場に座り込むと、、、

「ちゅー♪」

彩音「ララ、スジィ!こんなところにいたの?」

どうやら一部始終を見守っていたようだ壁穴から顔をひょっこり覗かせていた

彩音「今日は本当に疲れちゃった、、、こんなところにいると危ないよ?ほら、パンくずあけるら、、、」

なかなさその場から2匹は離れようとしなかった

私に向かってちゅーちゅー泣いてくれた


彩音「一緒にいてくれるの?ありがとう、、、」

一粒だけ涙がこぼれた

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