《MUMEI》
悪夢
スピーチから数週間後

10月に開かれるマスカレードパーティー開催に向け
準備がはじまっていた

中でも衣裳制作は1年くらい前から作る人も多く今は最終段階に入っているころだ

それは最後の移動教室の後に気がついた事件だった
学校に衣裳を持ち込み放課後に制作する人もたくさんいる時に事件は起きてしまったのだ

「あれ?私の衣裳、、、作りかけのがない、、、ロッカーに入れてたのに」

「私のもない、、、」

あちこちでクラスの女子生徒騒ぎだした

ひとまず、あちこち手分けして探す事になった

「ないね、、、とりあえずみんなのロッカーを調べようか、、、」

一人の女子生徒が申し訳なさそうに言い出した

「俺たちも手伝うよ」

男子生徒達も一緒に協力し始めた

見つかったのはあっけなかった

桜「あれー?これ何かなー?」

女子生徒1「これ、、、、私の衣裳、、、ボロボロ、、、、」

女子生徒2「ひどいよ、、、私のまで、、、」



桜「アンタなにやってるかわかる?」

彩音「知らないよ、、、」

桜「知らないよ、じゃないでしょ?アンタのロッカーに入ってたもの」

彩音「移動教室の時、皆と一緒にいたでしょう?」


一同「・・・」

何故か誰も答えてくれない

怖くなって私は、荷物をそのままにして上靴のまま教室を、学校を飛び出していた

気がついたら町のみ知らぬところにきていた








きっとあの学校に戻る事はないだろう





???「おやおや、、、お嬢ちゃん一人かい?」

彩音「あなたは誰?お願い!一人にして!」

マントをかぶった年を老いた女性に声を掛けられた

???「私は、魔法使いテレーザだよ、悩みがあるなら聞いてあげようか?さぁ涙をきなさい」

彩音「本当?じゃあ、、、あそこにある木を消してみて」

魔法使い「ほれっ!」

ーポンッ!

指をならすと木はきえた

彩音「本当だ、、、凄い!」

魔法使い「気に入ったのかい?屋敷へおいで、お話しを聞いてあげようか」


彩音「いいですか?私、、、帰る場所がないです、、、」

魔法使い「それなら、おさらよ、、、さぁおいで」

通ったことのない森の道をぬけると小さい洋館が見えてきた

洋館の玄関に着くと、、、

年を老いた女性は美しい格調高い女性へ変身した

テレーザ「こっちが私の真の姿なの」

彩音「わぁ、、、」



テレーザは格調高い黒服と長い黒髪を着ているから真っ赤な口紅がとても印象的だ

案内されたテーブルに着くと何があったのかをすべて話した

テレーザ「こんなに可愛い子なのに可愛そうに、、、そうだ、、、私の弟子にならない?そう、、、魔女になるのよ」

彩音「わ、わたしが魔女ですか!?」

テレーザ「そうそう、ここで勉強しなさい、わたしが教えてあげるから名前を聞いていなかったな、、、」

彩音「私、彩音といいます!本当にいいですか?是非、勉強したいのでおねがいします!」


テレーザ「じゃあ、決まりね、彩音にはこのペンダントをあげるわ」

彩音「これは?」

紫色の宝石がついたペンダントだ

テレーザ「これさいあれば自分が望んだ魔法をかけられるようになるよ」

彩音「自分が望んだ魔法を、、、」

テレーザ「さぁ、今日はつかれただろう?食事を済ましたらゆっくり休みなさい」

こんな流れで

1日は終わってしまった

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