《MUMEI》

食事も入浴も終わり自室で過ごす時間になった
自宅の郵便受けに入っていた手紙の送り人は奏だった

手紙の内容は
早坂先生が代表生徒の失態で辞めてしまったこと

特別待遇も取り消しで校長の怒りをかってしまったと言っている

とてもじゃないけど今は学校には戻らない方がいいとかいてあった

この時見落としてしまったが、私の荷物を荒らされたくないという思いから荷物はこっそり運んでおいたと記載されていたのをわたしは見落としていた

唯一の奏での優しさも目にはいらなかった





ー何もかも奪われた、、、、許しててたまるか!


私の感情に反応したかのようにそとでは雷雨となっていた

その時、もらった魔法のペンダントが怪しく光

周りが煙に包まれその場で倒れてしまった





次の朝、目が覚めると前日の夜の事を全く覚えていなかった

それどころか気が軽くなったようで昨日までの悲しみ、憎しみが消えてしまったようだ

彩音(昨晩、私は、何をしていたのだろう、、、奏って誰?)

机の手紙がだれのことかすら分からない


着替えを済ませ朝食の席へむかう

彩音「おはよう、テレーザ」

どうやらテレーザの事は覚えていてほっとする


テレーザ「おはよう、今日は魔術の実技を教えてあげるからね」

彩音「今日も頑張りますね」

テレーザ「あなたは頑張らなくてもできる子よ」

彩音「そんなことないです、早くテレーザの役にたちたいもの、いつも一人で大変そう、、、」

テレーザ「一人じゃないわ」

とアンティーク風の黒い瓶を出して見せてきた

テレーザ「この中にわたしにとっての助っ人がいるの、ここで開けちゃだめよ」

彩音「へえ」

私は、見をのり出して黒い瓶をまじまじみてしまう

テレーザ「ただ助っ人って言ってもやられっぱなしこの前も一人消されたのよ」

彩音「???テレーザも大変ね」

言っている事がまだ私には了解できなかった

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