《MUMEI》 俺はこの時とんでもない仮説を立てていた。安原の近くにいるから死ぬんじゃなくて安原が殺しているんじゃないのか…………… 馬鹿、馬鹿、馬鹿、俺は馬鹿か。殺人事件の犯人はもう捕まっているんだぞ。3つの事件で3人捕まっている。それは紛れも無い事実なんだ。それなのに安原を疑うなんて俺は本当に頭がおかしくなったんじゃないのか。 安原は友達だ。小さい頃からずっと1番の友達だった。疑うな俺、疑うな俺と呪文のようにこの言葉を繰り返した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |