《MUMEI》
家畜
目が覚めると…僕の四肢が無かった。
代わりに金属を嵌められ鎖で繋がれていた。

口はホースを繋がれ、
常にペースト状のものが流れ込んでいた。

鼻の両方の穴にも…
鼻づまりが起こらない様に。

ホースが繋がられていて、
そこからハウスダストなどの無い
綺麗な空気を流し込まれていた。

そして…
はち切れん程丸々と孕んだ腹には、
タトゥーで番号が刻まれていた。

何で僕が冷静でいられているのか…
それは僕を管理しているだろう、
機械に書いてあった薬が原因の様で。

"性的感度を極大する"代わりに
"性的な思考に陥らず、
 脳の命令の一部が体に行かなくなる"…らしい。

今も逃げようと頭では考えているけれど、
僕の身体は"産む"事しか考えて無い様に動く。

眼球は自由に動かせたので、
僕は辺りを見回した。

すると……治験のバイトに来てた人の殆んどが、
僕と同じようにされ捕まっていた。

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