《MUMEI》

安原が通り過ぎるのを待って俺は再び真奈を追い掛けた。

地下へと続く階段は暗く、ほとんど前が見えなかった。

俺は携帯を取り出し、その明かりを頼りに進んで行った。

1番下まで下りたが真奈に出会わなかった。

これが何を意味するかと言うと、真奈はこの先のドアを開けて更に進んだということだ。

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