《MUMEI》
ハルト side
魔法使いさんと別々になってから、何分たったのだろうか。

そして、今は一体何時なのだろう。

僕はついさっき見つけたステッキを口に加えてウロウロしていた。

このステッキはとても見覚えがあった。
魔法使いさんがよく持っているステッキにとても似ている。

だから見て見ぬふりは出来なかった。

それにしても、今僕がいる場所はとても険しい場所だ。

しかし、なぜか足が止まらなかった。

【ゴツッ】

僕の頭に固い何かがあたった。
ずっと下を見ていた顔を前へ向けた。

するとそこにあったのは…。

『虹色の石だ!』

そう、そこにはあったのは僕がずっと探していた虹色の石だった。

僕は虹色の石の周りを3回、回ってから

『Become human(人間になれ)』

と、唱えた。

するとたちまち僕の体は変化していき、最終的には人間、いや、草原の魔法使いになった。

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