《MUMEI》 ハルト side僕は元々、魔法使いだった。 しかしある魔女と出会って、僕は猫になった。 だから僕は喋れるのだ。 他の猫と違って。 けれど僕がこの姿になれるのは虹色の石があるからだった。 この石は僕が猫にされる寸前に僕の半分の魔力を封じ込めたものだ。 しかしこの石の存在がバレれば僕は二度と人間になることはできない。 だから僕は隙を見てどこか遠いところへ隠した。 その遠いところが、ここだった。 この石があれば猫にも戻ることが出来る。 僕が人間になれることを知ってるのはそのとき一緒にいた五人だけ。 そのうちの一人が魔法使いさんに招待状を送った人だ。 僕はステッキと虹色の石を持って魔法使いさんを探しに行った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |