《MUMEI》
悪夢
寝ている魔法使いを3匹の狼たちはヨダレを垂らして見ていた。

そんなことを知らない魔法使いは

【ガサガサ………】

という音で起きた。
まだガサガサという音は鳴っている。

というか、どんどん近づいて来る。

魔法使いは全身が心臓なのではないか、というほどドキドキしていた。

[ガァァァァァァッ!]

そう唸って飛び出してきたのは体長が150cmくらいありそうな狼だった。

そして、その狼につられてもう2匹飛び出してきた。

しかしこの2匹は最初の1匹と違い、体長は120cmくらいの狼だった。

150cmと120cmを比べると120cmのほうが小振りに見えるが、それでも大きい。

魔法使いは絶望と共に死を覚悟した。

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