《MUMEI》 ハルト sideレオの背中に乗ってから数分後、僕は魔法使いさんと何か喋りたいと思って、口を開いた。 『あのさ、魔法使いさん。』 急に話しかけたせいか、魔法使いさんは一瞬ビクっとした。 『僕、本当は猫じゃないの。ずっと黙っててごめんなさい。言い訳になっちゃうかもしれないけど、魔法使いさんに嫌われたくなかったんだ。』 「え?どういうこと?」 『魔法使いさんはさ、僕を猫として見てたから、僕が本当は人間なの知ったらいつも通りになれないと思って。』 僕は思いきって心の奥にあった感情をさらけだした。 『僕ね、魔法使いさんに優しくされると、心の中がきゅーって、絞まるんだ。痛いくらいに。でも、その痛みは、すぐ暖かみに変わるの。なんでかなぁ。』 ずっと分からなかった。 どうしてこうなるのか。 『でもね、今日の出来事で分かったんだ。僕はずっと魔法使いさんを守りたかったんだって。僕の手で、魔法使いさんを幸せにしたいんだって。これって、告白になるのかなぁ。』 そこまで言って、僕は自分が言ったことを恥ずかしく思った。 『あ、ご、ごめん。魔法使いさんは僕のことなんて__』 「najx1jsんだって、今日気付いた。ハルトに守られて、心の中がハルトでqm19s,sliになったの。ハルトに会えなくて、1anxuw.p0た。e,0:1-ldった。でも、会えて1m1anw,0った。ずっと1,s:s=almxwくなった。これって、きっとハルトとw wksn20lqよね」 魔法使いさんが言っていることがよくわからなくなった。 何か嫌な予感がしていた。 その予感は、的中した。 前へ |
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