《MUMEI》

昼休みになって、俺は恋伊を探した。
結局、あのあと目すら合わせてくれなかったからどこに行けばいいのか分からない。

とりあえず恋伊が行きそうな所は全部行った。

___しかし、どこにも居なかった。


どこに行ったんだろう。
そう思っていた。

ふと、右を見ると今は使われていない2-3のクラスがあった。

なぜか、妙に異変を感じた俺は音をたてずにクラスへ向かった。

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