《MUMEI》
遺書
『お父様、お母様へ。
 急に死んでしまってごめんなさい。
 辛かったの。
 なんで私だけが、って。
 おかしいの、みんな。
 私に優しくするの。
 どうして? 
 全然全然分からない。 
 なんで私がこんな家に産まれたのかも。
 なんで小学生の時早く引っ越してくれなかったの?
 ずっとがまんしてたんだよ。
 みんな、おかしいの。 
 私に優しくするの。
 それが怖くなった。
 あんた達のせいなのに。
 まるで私が悪者みたい。
 おかしいよね。
 私に優しくして。
 私が収入を上げるのを手伝ってるの。
 どうして。
 なんで。
 死にたい。 
 そう思ったの。
 楽しいことなんて何1つない。
 ずっと笑顔でいるのは、
 もう疲れたよ。
 お父様とお母様にはしっかり生きてほしい。
 大好き。










     __なんて、いうとでも思った?
 私はあんた達に幸せに生きてほしいなんて思ってない。
 辛く、苦しんでほしい。
 私が苦しんだ分まで。
 もがき、苦しんでよ。
 絶対に死なないでね。
 生きて、苦しんで。
 あんた達の人生を壊してやる。
 絶対に、
 絶対に。
 
 オマエタチヲ、ユルサナイ。』
 

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