《MUMEI》
罪を償え
その手紙を見た朱梨は、自分に黒く、重々しい気配が乗っかっていることに気づいた。

私達は、自分の娘を幸せにできなかった。
なら、私達ができるのはその罪を償うことだけだ。

しかし、本当に良いのだろうか。

こんな、人の幸せを願えないやつの言うことなんて聞いて。

「アハハハッ!優鑼々、残念だっだわね。私達家族はまた新しい人生を築いていく。幸せになるわ。良かったわね!!」

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