《MUMEI》
逃げる
『ねぇ、逃げないの?捕まえるよぉ?』

そう言って奴は捕まえようと腕を伸ばす。
その腕から逃げるようにして、僕は走った。

もう、なにがなんだか分からない。

でも、走らなければ。
その思い一心で僕は走りまくった。

自分でも驚くくらい速かった(気がする)。

走っていると小さなクレーターがあった。
僕が入るにはちょうど良い大きさだ。

僕は迷わずそのクレーターの中へ隠れた。

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