《MUMEI》 気付く〜30分経過〜 そろそろ終わるかな。 そう思った時だった。 『かくれんぼじゃないよぉ?』 奴の声が聞こえたのだ。 思わずクレーターから出ると、僕の2~3m離れた場所に奴が居た。 奴は疲れている様子もなく、やはりニヤニヤしている。 奴が腕を伸ばしてきた。 そして、気付いた。 奴の右手はウサギの手だった。 左手は人間の手。 もう、訳が分からない。 僕はギリギリのところで奴から逃げた。 すると、奴の後ろから手が出てきた。 前へ |次へ |
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