《MUMEI》
もう一人のイケメン
僕達のグループは学校内でも人気らしい。

まあ、当たり前だよね。
学年ファイブイケメンがこのグループにいるんだから。

琉斗・晴・笑奈・歌奏(僕)・梨人(りと)。

あぁ、梨人はまだ紹介してなかったよね。

不登校。
イケメン。
ゲーマー。
ゲームをし過ぎて今は親がゲームを管理してる。
可哀想なことに前までは一日の半分をゲームに費やしていたのに、今では3時間。

ゲームが出来ないって嘆いてた。
不登校になったのも多分このせい。

中休みになった。
するといつものように僕の回りには女が集まってきた。

『歌奏君!今日も綺麗な白髪だね!』
『いや、いつもだろww』
『歌奏君!明日、遊べるー?』
『え!じゃぁ私も!』
『じゃぁ、どうせならクラス全員で行く?』

あー。
やばい。
明日遊びに行くことになってきた。

『歌奏は明日、俺らと遊びに行くんだよ!』

そんな声が聞こえた。
可愛い声。
笑奈か。

『えー、いいじゃん!みんなで遊ぶの!』

『やだね!俺は四人で遊びたいの!ダメ?』

最後のダメ?でここにいる女達全員の顔が赤くなった。

やっぱ単純。

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