《MUMEI》

「なんだ…これ。」

ソレはちんこ型の物体だった。
先っぽはゴツゴツしていて少しつるりとしている。

そして、ソレは新品のようでクシャクシャの袋の中に入っていた。

「えっ。これ、電マ???」

カチッと電源を入れるとブルブルと震え出す。
実物を見たことがなかったので、これが本当に電マだとは言えない。

すると、階段を上ってくる音がした。
やばいと思い、急いでソレを元の場所に置いた。

『先生。お茶作るの忘れてたみたいで。水でも良い?』

「かまわないが…。」

『そう。ありがとう!』

力亜は微笑む。

そして、力亜から水を貰った倉憂はがぶがぶとそれを飲んだ。
喉が乾いてたので水はありがたく、なんの躊躇もなかった。

その姿を見て、力亜は思わずにやけた。

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