《MUMEI》

起きたら、腕が後ろに回されていて、拘束具がしてあった。

「んっ!!ふんっ!」

叫ぼうにも口には何か鉄のようなものをつけられていて喋れない。

『ぉー。起きた?』

「んん!?んんんんっ!(力亜!?助けて!)」

『あはは。何言ってるかわかんないよ。』

そう言うと力亜は一瞬微笑む。

『じゃぁ。さっそくだけど今から始めるね。』

「んん…?」

『てか、エッチだね。ズボンを履かないなんて。』

倉憂は、イケメンに似合わない顔で自分の下半身を確かめる。

「んんんんんんん!!?!?んんんん!!」

『あははは!焦ってる先生も可愛いよ!』

「んん!んんん!!!(力亜!やめろ!!!)」

『ねー。先生。先生のでシていい?』

「んんん!んんんんんんんん!!!!」

倉憂の必死な抗議に、思わず心が高ぶる。
こんな顔じゃ、きっとシていいって事だよね。

すると、力亜は近くにあった引き出しから足かせを持ってきた。

そして、俺の両足元にある金具にそれを一つづつ引っ掻ける。

『よし!完成!』

あっという間に、俺は両足が動けなくなった。

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