《MUMEI》

『ねぇ、弛人瀬(ちとせ)!』

君とは、みんなが羨むようなカップルだった。

「なに?苺合(いちご)。」

新 苺合(あらた いちご)
君は微笑む。

『別れてほしいの。』

カラカラに乾いた雨上がりの空の下で、僕は振られた。

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