《MUMEI》 それを知ってしまったら、僕は僕でなくなると分かっていた。 それでも、僕は気付いた。 君が大好きだったんだ。 誰よりも大好きだ。 それでも、この恋が叶わないというのならば。 君の、 声も 髪も 顔も 匂いも 性格も 全部を、僕のものにするしかないんだ。 前へ |次へ |
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