《MUMEI》

それを知ってしまったら、僕は僕でなくなると分かっていた。
それでも、僕は気付いた。

君が大好きだったんだ。
誰よりも大好きだ。

それでも、この恋が叶わないというのならば。

君の、
声も
髪も
顔も
匂いも
性格も
全部を、僕のものにするしかないんだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫