《MUMEI》

『大嫌いだ。』

君は呟いた。
それは、ちょうど付き合って1年たった冬の日だった。

涙が溢れた。

君はその言葉以外何も言わずに去って行った。
どうしようもなく悲しくなった。

冬の寒い風が私の頬に当たってくる。
私は思わずうずくまった。

吐き気がした。
頭痛がした。

目の前が、真っ暗になった。

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