《MUMEI》 『よぉ。』 翌日、真から電話があった。 1時にこいという内容だった。 指定された時間よりも30分早く行った。 それなのに、真は一番奥の角で優雅に本を読んでいた。 「あ、久しぶり。」 『んぉ。変わんねぇな!』 「あぁ。まぁ。」 真こそ全然変わってないやん そんなツッコミが頭の中をよぎるが、何も言わなかった。 「それで、さ。」 『あ、そっか。佑十のことか。』 真は静かに話始める。 前へ |次へ |
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