《MUMEI》

『僕、告白するよ。』

翌日、佑十は俺を自分の部屋に呼び出し、そう告げた。

「ぇっ。あ、おぉ。頑張れよ。」

そう言うしかなかった。

でも、それでも佑十は笑った。
真なら、応援してくれると思ってたよ。
佑十はそう言ってから、手を差し出した。

『僕に、協力してくれる証!』

その白くて細い手に、俺の手を重ねた。

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