《MUMEI》 1 タイトル:椅子と交尾する男目を覚ますと見知らぬ部屋に俺は居た。よく見ると全裸だし、何でこんな場所に居るのだろう? と俺は昨日までの記憶を思い出そうとしてみる──が、脳内に靄がかかっているかの様で全くもって思い出せなかった。 「兎に角ここから出る方法を考えよう」 そう俺は手始めに部屋の何処かに扉等が無いか探した。結果は──驚くことに『何処にも扉が無かった』 この部屋に俺が入ったのだとすれば入り口となる穴なりドアなりある筈だと思ったのだが──それらしきものすらない。無いものは仕方ないので、今度は『部屋にあったもの』を一つずつ調べる事にした。先ずこの『奇妙な椅子』から椅子の座面には何故かディルドが生えていた。しかもこの椅子──まるで生きている様な? ツンツンとディルドをつつくと椅子は激しくガタガタと揺れた。 「わわっ!」 俺は転けた弾みでその椅子に座ってしまった。 「ッ〜〜あ!??」 ガッツリアナルに椅子に付いていたディルドが刺さって思わず声が漏れる。椅子のディルドが根元まで刺さるとそれはまるで──本物のちんこの様に中で動いた。 「やめ──イッちゃう! イッちゃうからぁ!!?」 慌てて引き抜こうにも、どうやら椅子のディルドは勃起? しているようで全く抜けず──俺の中を擦り続けた! 「らめっ──イッひゃ──イッひゃううう!!!」 すると椅子のディルドから精液らしいものが俺のナカに出て、俺も尻でイッてしまった! そして最悪な事に──俺の身体が四肢の末端から少しずつ、この椅子と同じ材質になってきていた!! 「ひぃ!?? やっ抜けてっ! 椅子なんてなりたくなぁぁんぁぁぁっ!!!」 そう鳴いて逃げようとするも時既に遅く、俺は椅子と同じ素材で作られた像の様な姿になり──永遠動けぬ身体でイキ続けた。 次へ |
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