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《MUMEI》 ドロッと脳味噌が熔ける様な──そんな感覚で目が醒めた。醒めたと言えど視界は暗黒で （何でだ？） と俺は顔に触れようとした。しかし……俺の顔は無かった。 「！？？」 顔どころか首から上が無くなっていた。その為声も出せないなにも見えない聞こえない匂いも分からない状態に、頭が無いのに混乱した。 俺は手がかりを探そうと首があった部分の根元を触って確かめると『クプッ』とヒダの様な部位に俺の指先が入り──何か湿っているような触感がした。 「！！！！？」 それは──エロビデオとかで知った『まんこ』だった！ 今俺の首の根元がまんこになっている！？ 「！？──！？？//」 『どういう事だ！？』と俺が内心パニックを起こしていると、カチッという音が鳴って俺の視界や声や、聴覚や嗅覚が戻ってきた。しかし── 「はぁっ！？？」 その代わりに今度は首から下が無かった。いや……首から下を動かしている感覚はあるから『首から下がどこか別の場所にある』と考えた方が正しいだろう。 「何処だ此処！？？」 |
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