《MUMEI》

週末のエリカの家。
エリカはまたかすみをモデルに作品を描いていた。
次の作品を作り上げるつもりだった

 かすみを描いたデッサンが、画架の前に幾枚か散らかっている。
 
「最近ご主人とセックスレスは解消されたのですか」
 「そうなの」
かすみは嬉しそうに言った。
子育てで地味になったかすみに興味を無くしていたが
セクシーで淫らになったかすみにまた夫は求めるようになった。
「じゃあモデルはもういいですね」
「え?」
「この絵で最後にしましょう モデルはセックスレス解消のためでしょ元々」
「そうねえ 終わりか」
かすみはちょっと心残りにようだ
エリカは腕をまくり上げキャンバスに向かった。

エリカはかすみを見つめながら言った。
「淫らな感じで赤星君に責められてるような。」

かすみは顔を赤らめたが 少し喘ぐ様な顔を見せた
仰向けに寝転んで脚を開く
男のひとに入れられてるのをイメージして
「ほら。感じちゃってる表情も隠さないで」

かすみはすごい恥ずかしかったのだが一生懸命感じるようにした。
「良い感じ。かすみさんがちゃんと感じてくれてるの伝わってる」と言って鉛筆を走らせていた
かすみは切なそうな声ももらしている。かすみのそばに座りエリカはそれを必死に描いていた。かすみはあえぐのがやめられない。エリカはかすみの痴態をキャンバスに落とし込んでいった。


かすみたち一家は軽井沢に来ていた。
エリカの家の別荘を使わせてくれるという。
数億はしそうな別荘は手入れが行き届いている。
「エリカちゃんほんとお嬢様なのね」
かすみは感心した。
かすみの夫は落ち着かない。
「御礼にしては豪華だな あとディナーも向こう持ちだって」
「モデルも終わりだから」
かすみはエリカに告げられていた。
「もういいのか」
「うん 普通の主婦に戻ります」
「そうか」
夫は何故か残念そうだ。
「大丈夫よ セクシーでビッチなのが好みだったらそうするから 下着も今のままだし デリヘル嬢っぽいのがよいの?」
夫は喜ぶ顔を見せると、好みの風俗嬢のサイトを見せた。
かすみは呆れながら頷いた。
「あなたの好みにする また地味な主婦っぽくなったらヌードモデルでもして淫らな感じに堕ちるから安心して」
「そこまでしなくていいよ」
「淫らな妻でごめんなさい」
夫は頭をかきながら抱きしめる。

子供たちも別荘の二階で眠っている。
かすみは服を脱ぎだした。
「ご指名ありがとうございます」
「え?」
かすみはデリヘル嬢の真似をしながら言った。
「今日はどうなさいますか?」

かすみは下着姿になり
夫と洗面所に消えていった。


面白いですね 旦那さん」
エリカは笑い転げる。エリカのアトリエ
「なんかビッチで淫乱な嫁がいて困ってると周りに言ってるみたいよ 毎日求めてきて大変だとか」
かすみは言った。実際は逆なのだが。

「ヌードモデルもしてるし」
「そうねえ」
「そういえば絵が完成しました」

エリカの新たな絵を持ってきた。
男に身体のあちこちを玩ばれて
今度かすみはいろんな体勢でいろんな角度でセックスしてる部分をいろんな角度から描いたのものだった。
かすみの感じている顔の表情もデッサンしていた。
恥ずかしい姿がすごいリアルに描かれていいたのでv
「これってそのまま外に出したりしないよね」
心配になったかすみが尋ねるとエリカは
「だいじょうぶ 差し上げます」
「いいの?」
「またセックスレスになったら使ってください」
「なにそれ」

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