《MUMEI》

 終わった頃には日付を跨いでいた。この奴隷は赤ちゃんの様な喃語しか喋れない様にした──と言っても只赤ちゃんの声帯を取っ替えるだけでは何れ結局喋れる様になってしまう為、1歳半頃の赤ちゃんの声帯を模したものを移植するに加え──脳内にチップを埋め込むことでより喃語しか喋れない状態にしておいた。

「さぁ、声を出してご覧?」
「あぅ……あぶぅ!? だぁあっ!??」

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