《MUMEI》

ふたたびTVに見入る恋人を観察する。
TVの向こう側の虚構の恋愛に目をきらきらさせて見入る天使。桃色に染まった頬は、ドラマが終わりに近づきつつあることを告げていた。

あぁ、可愛いな。

まばたきもしない彼女、TVの中の恋愛に真剣になって、まるで子供のように無邪気な天使。
彼女の横顔はまるで絵画のように完璧なものに見えた、

が。

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