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《MUMEI》
ジョージ、鼻毛を抜く2
「全く今の奴らは国のことなど何も考えておらん。このまま働かん若者が増え、国の税収が落ち込んだら、わが社会保険庁はどうなると思うかね、ええ君!」
上司が突然大声をだしたので、若い部下はびくっと体を震わせた。
「はっ、はい…やはり国民に健全で安心できる生活を提供し、国内産業の発展の基盤作りを目指す我が庁としては、若年層の低就職率問題を最優先課題として各省庁や民間と協力し…」
「違う違う。そんな難しいことは聞いてないの。もっと簡単な話」
上司は慌てた様子で手を振った。
「だから、税収落ちたら予算が減るじゃん。そしたら公費無駄遣い出来ないじゃん。今、欲しいキャデラックがあるの。僕、あれを公用車枠で買いたかったの」

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