《MUMEI》

狭いユニットバスじゃ立っているのが精一杯。




必然的に抱き合って、ボディソープの泡がぬめる中ベッドの続きが再開される。



「本当…白いよな…、キレイだ…」





俺の背中を手の平で優しく撫で、それは腰に移動する。




俺は立っているのがやっとな位感じて、バスタブの縁に座りこんだ。





「はぁ…、ゾクゾクする…、力入んない」




頭を撫でられ、軽く閉じた眼を開けると視界に伊藤さんの高まりが入ってきた。





俺は迷わずにバスタブの床に膝を下ろし、それを掴んだ。






舌で先端を緩く舐めると、少し味がした。



「あ、そんな事しなくてもいいよ…、ゆうちゃん…」




伊藤さんの腰が一瞬ピクリと動いた。


「したい…、ダメ?
好きじゃない?」




俺は見上げ、伊藤さんを見つめながら問う。




だって…、普通にしてあげたくなった。



違う、したくて堪らない。





「もう、くそー!!俺もーその眼視ると…ああ、ゾクゾクして堪んねーよ!
あ――!ゆうちゃん可愛いなあもう!
…してくれ!
フェラめちゃくちゃ大好きだ、もう、よろしくお願いします!」





――よろしくって…

つか。伊藤さん、力いっぱい頭下げてるし…



「ぷっ…、ハハハッ…、、アハハハハハハハッ」

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