《MUMEI》
伊藤視点
あーもう!
俺は何でこう、いーときにムード壊しまくるんだ…、笑われてしまった。
情けなくて俺が天を仰ぎながらはぁと溜め息をつくと、裕斗のクスクスした笑いが消え、変わりに股間がねっとりと熱くなった。
見下ろすと俺を含んでは舐めてくれている。
あまり上手な感じはしないが、何か一生懸命さがその分伝わってきて…
何か…良いな。
――俺は髪を優しく撫でだした。
熱めのシャワーが裕斗の背中に当たり、綺麗に弾く。
若いな…、俺何か弾くどころか吸い込みそうだっつーのに。
そして髪の生え際まで綺麗に焦げ茶色な髪。
「…な、この髪の色…天然?」
「ンッ…、はい…、ン、」
軟らかい、コンディショナーの効いている髪。
夜触ったときは整髪剤でバリバリしてたが、本当はこんなにも手触りが良かったんだなと発見する。
上から視ると睫毛が長かったり、唇まで色素が薄いんだな…とか。
アソコも色が薄いんだなあって…、生粋の日本人の裸しか知らねーから違う意味でも、
つい視てしまったり…。
「な、もう良いよ…、有難う…」
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫