《MUMEI》

「失礼します。」
 
 
「はい。」
 
 
 
出てきたのは私の大好きな体育の石崎先生だった。
 
 
 
「ぉお、仲坂どうした?」 
 
「具合悪いんで帰ります。」
 
 
今の学校の中で唯一話せるのは石崎先生かもしれない。
 
 
「そうか…気を付けてな!」
 
「はい…これ先生に渡しておいてください」
 
 
早退用紙を石崎先生にわたし 帰ろうとしたが肝心なことに気付いた。
 
 
「あ…荷物…」
 
 
荷物がなければ帰れない。 
 
取りに行く…??
 
 
でもあんな所に行ったら皆私を見るだろう
 
 
どうすれば…
 
 
廊下で私が教室に行こうか迷っていた所
 
 
トンッ
 
 
私の肩に誰かが手を載せた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫