《MUMEI》 ゼッケン"8"オレ達3人はレース参加の受付のため、サーキットに併設された管理事務所 兼・倉庫として使われているプレハブ小屋を訪れた。 そこは管理事務局の持ち物らしきカートやミニバイク、ポケバイが雑然と並び、奥まった場所に事務机が一つあるだけの寂れた建物だ。 当然エアコンなどは無く、夏場は窓を全開にし、事務員用の扇風機が全く効果を発揮しないままカラカラと回っている有り様だ。 レース主催者側の事務員さんに、あらかじめ岡ヤンが済ませておいた参加申込を確認し、エントリー料を支払う。 オレと岡ヤンは、誓約書『事故って死んでも文句は言わねーよ』とゆう同意文に目を通し、署名・捺印した。 一通りの手続きを終えると、参加者用の証明書(ホルダー付き)と、第1第2ライダーを識別するための腕章が配られる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |